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トゥモロー・ワールド
子供って人間にとって本当に希望の光なんだなと
思わせてくれる作品でした。

☆あらすじ☆P・D・ジェイムズの『人類の子供たち』を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が映画化した近未来SFサスペンス。子供が誕生しなくなった近未来の地球を舞台に、人類の未来を左右する一人の少女を巡る攻防に巻き込まれた主人公の運命をスリリングに描く。人類に最後の子供が誕生してから18年が経過した西暦2027年。原因がわからないまま子孫を生み出すことの出来なくなった人間には滅亡の道しかないのか。希望を失った世界には暴力と無秩序が際限なく拡がっていた。世界各国が混沌とする中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持している。そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが… TSUTAYA DISCASより

舞台はイギリスです。このような世界になってまるで
鎖国のよう・・・この辺りは日本と同様島国ですから
やはり考えるのでしょうね。
近未来に原因不明で子供が誕生しなくなる・・・
子供が世の中から消えるとこんなにも人類は堕落するのですね。
自分達が死んだらもう滅亡しかない世の中。
人間なんて弱いですから、やはり国家は滅亡するのでしょうか・・・

そんな中一人の妊娠した少女キーを『ヒューマンプロジェクト』なる組織に託すためにセオは巻き込まれていきます。
この『ヒューマンプロジェクト』が謎で・・・
もう少し具体的な説明が欲しかった。
この組織がトゥモロー号という船に乗って彼女を助けにくる。
この船の名と18年ぶりに誕生した人類の明日への希望で
このタイトルがトゥモロー・ワールドとなったのでしょうか。
原題はCHILDREN OF MEN です。

混乱の中、キーは出産し女の子を授かります。
この子が誕生するまではスリルとサスペンスでしたが、
まるで天使降臨のように回りが変わっていきます。
人類の希望を一身に受けたこの子が行く先では
それまで銃を撃ち続けていた兵士も道をあけ、十字を切るものも
います。なんかじーんとしていまいました。

そしてキーとセオの二人は無事に海に出られるのですが、
セオは銃弾を腹に受けていました・・・

この作品で重要な位置を占める人物がずいぶんと死んでいきます。
それだけ荒廃した世の中なんだと言うことなんでしょうか。
「FISH」の趣旨も良くわからなかったし、そこのリーダーが
セオの分かれた妻だったにも関わらず、この組織の人たちは
よく人を殺します。セオの友人ジャスパーもこの組織に殺されました。
自分の命を懸けて新しい人類の希望の子供を守ったと
いうことなんでしょうか・・・悲しかったですね。

人類に子供が誕生しなくなった?というキャッチコピーでしたので
もっと違った作品かと思ってました。
つまらないと言う声も聞きましたが、私は良かったと思います。
日本でも少子化が進んでいるので、子供について考えるきっかけに
なればと思います。

それにしても日本の少子化対策って遅れてますよね・・・


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2007/04/12 | 映画の小部屋 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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