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父親たちの星条旗
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島」のアメリカサイドの作品です。先日硫黄島からの手紙を観ていたので、戦闘シーンになると、
「ああ、これはあの時の攻撃の時だ!」とよくわかります。

しかし、硫黄島からの手紙の時は、日本の色をよく醸し出していたいたんだな。とちらを観るとより明らかに思います。
アメリカ軍は上陸してきたときは「プライベート・ライアン」の
ノルマンディー上陸のような凄惨さです。
日本側からはこれは描かれません。

色々と対比して鑑賞できるなんて、贅沢な作りだなと感心します。

☆あらすじ☆『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド監督が、硫黄島の戦いをアメリカ側の視線から描いた戦争ドラマ。硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる姿を写真に収められた兵士たち。彼らは一躍、国民的英雄となるが…。 TSUTAYA DISCASより

こちらはピューリッツア賞を受賞した1枚の写真を巡ってのストーリー展開になります。あの星条旗はどうして掲げられたか・・・
2度写真が撮られたというのはどういうことなのか。
それにまつわるエピソードと戦争と、戦後もこの事で英雄扱いされることに抵抗を感じつつも国のため、国が勝つためにと活躍する兵士のこころの葛藤が描かれています。
言葉にもできない体験をしていながら、政治家の欲の為、
国の為とまるで国民を欺くがごとくの英雄扱いに苦しむその姿は痛々しいなんて言葉では表すことができません。

戦争は勝っても負けても、その心には大きな傷を残します。
是非この2部作両方を観て、それぞれが何かを感じとって欲しいと思います。平和って本当にすばらしいことなのだと再認識してください。

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2007/05/03 | 映画の小部屋 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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