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DEATH GATE ?11:11?
つまらなかったと言う人が多いみたいだけど・・・
私は楽しめましたよ。

☆あらすじ☆カナダの新進系女優、ローラ・マンセルがヒロインを務めるミステリーホラー。7歳の時に「11:11」という謎の数字を残し目の前で両親を殺害された少女・サラ。18年後、彼女に不幸をもたらす人物たちが謎の変死を遂げる事件が連続して起こり…。

引っ越して来たばかりのサラ一家。
サラは家の外に出て、近所を探検します。
そして、独りでに開いたゲートの中に入りそこで一人の少女を出会います・・・そして家に戻ると、その家に近づく二人の男の姿が・・・
近所の人かなと話す両親。
父親が挨拶をしようと外に出たとき、母は新聞で脱走犯二人の写真を眼にする。サラを隠し、父を呼び戻そうとするが撃ち殺されてしまい、
次いで母も・・・

その後叔母に育てられるのですが、なんとも折り合いがあまりよくないみたい・・・幼い頃に両親を殺されたサラは、あの時に出会った少女と
ずっと仲良くしてる。自分をレイプしようとした相手と叔母がいい仲だと知って、溺れていろ!と吐き捨てるサラ・・・
そして叔母は風呂場で溺死する。
こんな風に自分をいじめたり、なじったりするものは
不思議なことに次々と死んでいく。
その時、死んだことに気づかず、自分の死体を目にしてはじめて
死んだことに気づく犠牲者・・・
これはサラの力?それとも・・・

サラ役のローラ・マンセルがなんとも辛気臭い雰囲気で
このサラ役には合ってると思いました。
幼い頃の体験によって暗く難しいサラ・・・
18歳になってもいじめられてます・・・
これに報復する形で人が死んで行きます・・・
執拗にいじめを繰り返す相手が死ぬ・・・
ちょっと思い知ったか!と思いますね。
フラッシュバックを繰り返し、どちらが現実?
なんて思うシーンも多いです。

大学で超常現象を解明するために学ぶサラにもセスという理解者ができます。このセスというボーイフレンドがサラの幼馴染はこの世の者ではないと気づきます。
さて、このサラと幼馴染は一体何者?
11:11は天国と地獄の門が開く時間だというが・・・

設定で誰がどんな役割かはわかります。
バタフライ・エフェクトではないですが、
フラッシュバックを使って一つ一つの出来事を
強調しているように描かれています。

天国と地獄の門が開く割には、サラの身辺限定で
規模はこじんまりとしています。
いじめの報復としては結構残酷な死に方もします。
昔キャリーと言うホラーがありましたが、
やはり鬱積した悲しい気持ちを爆発させるとこんな風に
思い切りその力を発揮させてしまいます。
サラの思いの代弁者があのゲートの中で出会った少女だったのです。

ただ、亡き母の霊が度々出てきましたが、その意味は一体なんだったのでしょうか・・・あの少女はこの世の者ではないと
忠告していたのでしょうか・・・

描き方が少々わかりずらく、全て解決するわけではありません・・・
ラストに関してもフラッシュバックするので
どちらが本当だったのだろう・・・
本当は2つのエンディングを用意していたのを
両方出してみました!みたいな感じでしたし・・・

私は眠くならずに観れたので、それなりに楽しめた作品ですが、
どちらかと言うとマニア向けっぽい感じで
わかりにくいタイプの作品ですね。
ホラーってあんまり意味合いを持たせすぎると
怖くなくなる傾向があるように思います。
私的な怨念によるものなら、それに焦点を絞ったほうが
怖さが伝わるような気がします。

この作品の中に出てくる母親の霊や11:11の意味が曖昧だったように思います。この辺りをもう少し掘り下げたらもうちょっと意味のある作品になったかな?と思います。



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2007/07/05 | 映画の小部屋 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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